徳島市の内科・循環器内科|循環器専門医・超音波専門医・心臓・不整脈・狭心症・高血圧・動脈硬化・生活習慣病・エコー検査・検診

皆様が健やかで快適な生活が送れますように、循環器の専門医として、
また、かかりつけ医として、一緒に予防、治療に取り組みます。何でもお気軽にご相談下さい。

徳島市寺島本町東3-10

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循環器内科

循環器内科について

循環器とは、心臓や大動脈など血液の循環に関する臓器のことです。これらの臓器の治療、診断をする内科のことを循環器内科といいます。

主な対応疾患

高血圧症 血圧が高い状態が続く病気です。血管に高い圧力がかかり続けるため血管が傷みやすくなり、心筋梗塞や脳卒中を起こしやすくなります。また、血液を送り出している心臓や腎臓の病気も引き起こします。重症でなければ、症状はあまり現れません。
狭心症 心臓に血液を送る冠動脈が動脈硬化やけいれんのために細くなり、心筋への血流が悪くなることで、締め付けられるような胸の痛みがおこります。発作は、数十秒から数分間続きますが、安静にしていると症状は治まることが多いです。
心筋梗塞 冠動脈の内側がとても細くなり、そこでできた血栓や他の場所から運ばれてきた血栓が詰まった状態です。血液が流れなくなるために心筋細胞が壊死します。発作は、激しい胸痛が長時間続きます。命を落とす危険が高い怖い病気です。
不整脈 心拍リズムが不規則になった状態です。脈が速くなったり、遅くなったり、瞬間的に飛んだりします。動悸、息切れ、めまい、吐き気、胸が苦しいなどの症状がでます。
心不全 心臓が十分な量の血液を送り出せなくなる状態です。心不全がおこると、全身の血液のめぐりが悪くなるために腎臓で尿が作られにくくなります。手足や肺に水分が溜まるため、むくみや体重増加、息切れなどの症状が現れることもあります。
心臓弁膜症 心臓の弁が硬くなったり破れたりして、本来の役割を果たせなくなる状態です。血液がうまく流れなくなる狭窄と、血液が逆流する閉鎖不全があります。息切れ、疲れやすい、胸痛、呼吸困難、むくみなどの症状がでます。
動脈硬化 動脈が弾力性を失い硬くもろくなっている状態です。酸素や栄養が不足したり、高血圧のために血管に負担がかかったり、脂質が血管の内側にたまったりするためにおこります。心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
脳卒中 脳出血、脳梗塞、くも膜下出血、一過性脳虚血発作の4つに分類されます。しびれ、脱力感、頭痛、物が飲み込みにくい、ろれつが回らない、片方の手足が動かしにくいなどの症状が出ます。
閉塞性動脈硬化症 腹部から下肢にかけての血管の動脈硬化がすすみ、血管が細くなったり詰まったりして十分に血液が流れなくなる病気です。歩行時にしびれ、冷感、痛みなどを感じますが、症状が進むと安静時にも症状が現れることがあります。
肺高血圧症 心臓から肺へ血液を送る肺動脈の血圧が高くなり、心臓と肺の機能に障害をおこす病気です。国より特定疾患研究事業対象疾患に指定されています。初期には症状はなく、進行すると、動いた時に息切れ、胸痛、動悸、疲れやすいなどの症状が現れます。
大動脈瘤 大動脈の一部がこぶのように拡大する病気で、動脈硬化が原因でおこると言われています。症状がないため、健康診断や他の病気で見つかることもあります。破裂を防ぐため、動脈瘤の部分を保護し、血圧を上げないよう注意が必要です。
大動脈解離 大動脈の血管壁の膜に亀裂が入り、そこに血液が流れ込み、血管が二層に拡大した状態を指します。明らかな発症原因は不明ですが、動脈硬化、高血圧が危険因子と言われています。
閉塞性血栓性血管炎 バージャー病とも呼ばれます。原因は不明ですが、末梢動脈が細くなったり詰まったりすることで血液の流れが悪くなる病気です。歩行時の手足の冷感、しびれなどの症状があります。
腎不全 腎臓の働きが悪くなり老廃物を十分排泄できなくなった状態で、30%以下の働きになった状態を腎不全と呼びます。初期には症状がありませんが、働きが悪くなるにつれて、体のだるさ、息切れ、食欲不振、吐き気、むくみなど多くの症状が現れます。

 

主な検査

心電図検査 心臓の電気的変化を記録して、その波形から病気を診断する検査です。狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、不整脈、心肥大、心膜炎、動脈硬化症などを発見できます。
負荷心電図検査
(マスター法、トレッドミル法)
2段の階段を昇り降りしたり(マスター法)、ベルトコンベアーの上を歩いたりして(トレッドミル法)一定の運動を負荷した状態で心電図を調べます。平静時には異常がなく、運動時に発作の起きる狭心症などの虚血性心疾患や不整脈が疑われる場合におこないます。
運動許容量、心臓病の重症度、治療効果を調べるためにおこなうこともあります。
24時間(ホルター)
心電図検査
小型心電計を装着し、1日普段通りの生活を送っていただきます。(入浴はできません。)
翌日病院で器械を取り外し、解析を行います。 早朝や夜間に異常が多く現れる型や、短時間の心電図検査では発見できない型の不整脈や狭心症を発見することができます。
また、治療効果や心臓ペースメーカーの作動状況を確認するためにもおこないます。
エコー(超音波)検査 プローブという小さな装置を体の表面にあて、そこから発せられる超音波を使って体の内部を調べます。長所は、CTのような放射線を使った検査と違い、被曝がないので繰り返し検査をしても体に害がないこと、体の外から心臓や腹部、血管などの状態をリアルタイムで把握できること、検査の際に痛みがないこと、食事制限の必要がなく、いつでも検査可能なことなどです。しかし、肺や胃、腸などの空気を多く含む臓器の検査ができないことが短所としてあります。 エコー検査は、心臓の精密検査や経過観察に欠かすことができない他、自覚症状が少ない動脈硬化や腫瘍を発見するのにも役立ちます。
当院では、超音波専門医の医師が、用途に合わせて数台のエコー(超音波)機器を使い検査をおこないます。
 
【心エコー検査】 心エコー 心臓の形態・性状(大きさ・壁の厚みなど)や心臓の動きなどの観察に加えて、心臓内の血流の状態、心臓の弁の異常、逆流や狭窄の有無などがわかります。

[発見または危険性が判断できる病気]
・先天性心疾患 ・心筋梗塞 ・心筋症 ・心膜炎 など
【頸動脈エコー検査】 頸動脈エコー 頸動脈は心臓から出た血液を脳に送っているため、脳と心臓を映す鏡です。検査により、頸動脈のつまり(狭窄の)具合や動脈硬化の程度、血液の流れる様子がわかります。また、動脈の血管の壁の厚みを測定することができます。

[発見または危険性が判断できる病気]
・動脈硬化の進行度 ・脳梗塞や心筋梗塞の危険性 など
【腹部エコー検査】 肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、副腎、前立腺、膀胱などの形や大きさ、腫瘍、石、炎症、腹水の有無などの診断ができます。

[発見または危険性が判断できる病気]
・腫瘍 ・胆石 ・腎結石 ・脂肪肝 ・肝炎 など
【下肢静脈エコー検査】 足の静脈の血液の流れる様子や血栓の有無がわかります。また、心臓・下肢バイパス手術の術前にも行う必要があります。

[発見または危険性が判断できる病気]
・深部静脈血栓症 ・下肢静脈瘤 など
血圧脈波検査 動脈硬化の程度を調べる検査です。両手両足首に帯を巻き、それぞれの血圧を測定します。
通常の血圧測定と同じように帯がふくらむことで手足が締まる感じがありますが、測り終えると元の状態に戻ります。
血管の硬さ(血管年齢)を調べるPWVと血管の詰まり具合を調べるABIを測定します。測定時間は3分程度、所要時間は10分程度です。
PWV 心臓から出た血液による拍動(脈波)が手や足まで届く速度(脈波伝播速度)のことです。
脈波は、柔らかいものを伝わる時にはゆっくりと、硬いものを伝わる時には速くなりますので、脈波の速度を測定することで動脈の硬さがわかります。
ABI 足首の最高血圧と上腕の最高血圧の比(足首の最高血圧/上腕の最高血圧)です。
通常であれば、足首血圧は上腕血圧より少し高くなりますが、足の動脈が脂質等で狭くなると血流が悪くなり足首の血圧が下がります。ABIが正常値よりも低い場合は足の動脈が狭くなったり詰まっている疑いが、高い場合は血管の壁が硬くなっている疑いがあります。

 

大学病院などに紹介しておこなう検査

  • 心臓カテーテル検査
  • 心臓核医学検査(心筋シンチグラム)
  • 冠動脈CT
  • 心筋生検
  • MRI
  • CT

主な対応症状

  • 血圧が高い
  • 動悸がする
  • 体がだるい
  • 呼吸困難
  • 突然胸が痛くなる
  • 疲れやすい
  • 足がはれる、むくむ
  • 喉や肩の違和感
  • 脈が速い、遅い、とぎれる
  • 胸に圧迫感や不快感がある
  • 息切れがする、息苦しい
  • 健康診断で心電図に異常がある

高血圧について

診断基準

血圧が140/90mmHg以上を高血圧といいます。


【収縮期血圧(上の値)】 心臓が収縮した時の値

【拡張期血圧(下の値)】 心臓が拡張した時の値


※家庭血圧の場合  135/85mmHg以上が高血圧です。
 家庭で定期的に血圧を計ることをお勧めします。

※以下の病気や要素があると、高血圧だけの場合に比べ
 脳卒中や心筋梗塞になるリスクが高まります。

  • 糖尿病
  • 高コレステロール血症
  • 肥満 (BMI 25.0以上)
  • 喫煙
  • 加齢(男性60歳以上、女性65歳以上)
食事の注意点

1. 塩分は控えましょう。 高血圧の場合、1日の食塩摂取目標は6g以下とされています。

2. カロリー、脂肪分を控えましょう。

3. アルコールを飲み過ぎないようにしましょう。

運動の注意点

1.高血圧の程度が軽症、または中等症の方(最高血圧180mmHg未満、最低血圧110mmHg未満)は
運動をおこなって下さい。
※重症、または合併症のある方は医師に相談して下さい。

2.軽めの有酸素運動(心拍数110~120)をおこなって下さい。

(ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳など)
1日1時間程度:週に2~3回
1日30分程度:週に4~5回
※激しい運動(腕立て伏せ、腹筋、短距離走、重量上げなど)や勝敗を争うスポーツは、
一時的に血圧を上昇させ脳卒中などを引き起こす危険があるので避けて下さい。

3.特別に運動の時間とらなくても、毎日の生活の中で体を動かす習慣をつけましょう。

  • エレベーターを使わずに階段を使う。
  • いつもより遠くのバス停を利用する。 など
毎日の生活で気をつけること

1. ストレスをためないようにしましょう。

2. 熱いお風呂に入るのは避けましょう。

3. トイレを我慢しないようにしましょう。

4. 便秘にならないように気を付け、排便時にいきまないようにしましょう。

5. 重いものを急に持ち上げないようにしましょう。

6. 寒さは血圧を上昇させます。急に寒いところに出ることはせず、防寒対策もきちんとおこないましょう。

7. 起床時、就寝時に水分を取りましょう。

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